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アクエリアンエイジ対戦会 “オオガキバトル” 公式ブログ

美少女TCG『アクエリアンエイジ』(c)broccoli のユーザー主催対戦会の開催告知および大会レポートを掲載するブログです。 2024年3月よりイベント専用ブログへ方針を変更いたしました。

No.DoB016 繭姫“たむ”


■カードナンバー
 No.DoB016
 
■カード名
 繭姫“たむ”
 
■カード能力
 種類:ブレイクカード
 勢力:黒/ファクター:3/コスト:1
 分類:インセクター・鬼
 精神:3/攻撃:0/耐久:4
 スキル:なし
 アビリティ:
 【パワーと精神力が等しい“たむ”のみブレイク可能】
 ≪このカード≫はファストカードのタイミングでセット宣言可能。
 このカードをセットした場合、≪このキャラクター≫を勢力エリアに移動させる。
 あなたが、あなた以外のプレイヤーの支配キャラクターからダメージを受けた場合、通常のダメージ判定の後、≪あなたにダメージを与えたキャラクターと同じ分類を持つ、そのキャラクターのオーナーの支配エリアのキャラクター全て≫を捨て札する。その後、≪このカード≫をあなたのダメージ置き場に裏向きに置き、このカード以外の、このキャラクターを構成するカード全てをオーナーのデッキに戻し、そのデッキをシャッフルする。
 このキャラクターが支配エリアに移動した場合、≪このカード≫を捨て札する。
  
■フレーバーテキスト
 なし

■バックストーリー
 
━━━ 糸吐きの娘
 
隣町の強欲な悪人の耳にもその噂は届きました。
悪人の手下達は命を受け、流れ星が落ちた話や、美しい反物を作る不可思議な娘の存在、そして若者と共に住む居場所を突き止め、親玉に告げました。
 
「隣村の桑山に、光輝く摩訶不思議な布を作る娘がおります。山小屋の炭焼きの男が、その娘の作る反物を独り占めしているようです。」
 
悪人の親玉は目を輝かせました。
 
「けしからん。この一帯を牛耳る儂を差しおいてそのような壟断、許されぬぞ。」
 
悪人共は手下を引き連れ山を越え、若者の家を襲いました。
 
「その布も金も、そして糸吐きの娘も、すべて儂ものぞ!」
 
突然の強襲に若者は必死に“たむ”を抱きかかえ山奥へ逃げ込みましたが、手下たちは容赦なく若者を襲い、家を荒らしました。
若者は手下に切りつけられ、“たむ”は隣町の悪人の屋敷へ連れ去られました。
 
悪人共はこの娘が桑の葉から糸を作ると聞き、大量の桑の葉を与えましたが、“たむ”は一切手をつけませんでした。
いつまでたっても糸を作らない娘に苛立った手下達は、娘に無理やり桑の葉を食べさせようとしました。
“たむ”は必死に抵抗し、隙をついて屋敷の中の大木に登って逃げました。
 
「ははは!そんなところに逃げた所でどうにもならんぞ!」
「このままお前が観念するまで見張ってやるからな!」
 
悪人共は大木の周りを取り囲みます。
 
するとその夜、娘の髪が伸び、髪は娘の全身を包み、大きな丸い塊になりました。
何事かと悪人共は三日三晩、その不思議な塊を見張り続けました。
 
三日目の夜、塊が破れた中から、なんと大人の娘の姿が現れました。
背に大きな羽を広げ、足先まで流れる長い髪。星のように赤く光る瞳。美しい顔立ちに親玉は目を奪われ、大木に近づきました。
こぼれ落ちた糸を拾い、親玉は娘に話しかけます。
 
「ほほう、よい糸だ……糸吐きの娘よ、お前の糸で反物を作り、すべて儂に差し出せい!」
 
しかし娘は問いかけには応えず、木の上でただ静かに悪人たちを見下ろしました。
 
しびれを切らした親玉は手下達に指示をすると、手下は“たむ”を助けた若者を連れてきました。
若者は手下達に身体を縛られ、体中に傷を負っていました。
 
「糸を吐かぬなら、こやつの命はないぞ!」
 
そう言うや否や親玉は、身動きの取れない若者を木刀で叩きつけました
 
その様を目にした娘はついに鬼の形相となり、髪が瞬く間に伸び、屋敷中へと広がっていきました。
 
伸びた髪は逃げる手下たちを捕らえ、足から腕、そして首へと絡みつき、ものすごい力で締め上げます。
手下たちは息を止められ、絡み付いた糸は次々と手下たちの手足を引き裂いていきました。
 
「い…糸吐きの娘よ!儂が、儂が悪かった!今すぐこの糸を離してくれ!」
 
親玉もその糸に絡めとられ、必死に許しを乞いましたが、娘の怒りは収まることなく、髪の糸は親玉の首を締め続けました。
 
もはやこれまで。
 
親玉は、最期に手にしていた弓矢で娘の胸を貫きました。
娘は大木から倒れ落ち、また、親玉も共に息絶えました。
 
若者は“たむ”の元へ一目散に駆け寄り、動かなくなった“たむ”を抱きかかえて、大粒の涙を落としました。
 
その時、これまで紡いできた布や服は全てほぐれ、光を放つ糸となって、娘の育った桑山へ散り散りに還っていきました。
 
糸は小さな虫となり、桑の葉を食べ、糸を吐き、やがて繭を作りました。
 
村人たちは、これを天から与えられた虫「蚕」と呼び、大切に育て、富と恵みをもたらす神「お蚕さま」として、この地に祀られるようになったのでございます。
 
(イラスト生成:Kinta@m/ストーリー:Kinta@m)
※イラスト・ストーリーはTCG“アクエリアンエイジ”の二次創作であり原作とは一切関係ありません。

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オオガキバトル勢力アイコン

数大会前から、しれっとオオガキプロモの勢力アイコンがアクエリアンエイジオリジナルのデザインから見知らぬデザインになっていたのにはお気づきだったでしょうか。できるだけ、問題を避けようと試みているところで、変えられるところは変えていく方向でデザインを直しています。本家でも多作品とのコラボカードの場合はデザインをシンプルなものにしていましたし、そういうのと同じような感じです。

  
  

それぞれが左上からE.G.O/阿羅耶識/WIZ-DOM/ダークロア/極星帝国/イレイザーに対応する勢力アイコンになります。これは今後発行・改訂されるオオガキプロモはこのアイコンで表記されることになりますので、読み換えていただきますようにお願いいたします。

分類アイコンに関しては、それ自体が置き換え様が無いので悪しからず同じデザインを使うしか無いかな…。でもオオガキプロモに使っているのは1から描きなおしててカードからスキャンしてそのまま使ったりはしてませんので、ブ▢ッコリー様!お許し下さい!

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分類アイコン【インセクター/インセクター♂】

伝説のオオガキバトルは、すでに「伝説のオオガキバトル専用プロモーションカード(オオガキプロモ)」の作成・配布を行って、独自の大会を演出していますが、今後もこの方針は変わらず、本家アクエリアンエイジのコンセプトは尊重して、かつ新しい遊び方を探っていく所存です。

そんなわけで、次回大会(2025年12月14日開催)では、はれてオリジナルキャラクターも登場するに相成ったわけですが、カード解説をご覧になった方には見慣れない分類アイコンがあったと思います。今回はそちらのご紹介になります。

【インセクター/インセクター♂】
  

モチーフはいわゆる「虫」です。虫をイメージするようなキャラクターもしくは虫そのもののキャラクターにこの分類アイコンが付与されていく予定です。とはいえ、そこはアクエリアンエイジの世界なので、人によっては嫌悪感のある容姿などは美少女化・美少年化されてまいりますのでご安心ください。

中の人は「この世の物とは思えない生き物なのであいつら絶対地球外生命体だよ!」とのことなので主にイレイザー主体で展開されていくと思われます(笑)

虫がお好きな方も、嫌いな方も、インセクター達を今後ともよろしくお願いします。

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No.DoB015 糸吐き娘“たむ”


■カードナンバー
 No.DoB015
 
■カード名
 糸吐き娘“たむ”
 
■カード能力
 種類:ブレイクカード
 勢力:黒/ファクター:2/コスト:2
 分類:インセクター・ワーカー
 精神:3/攻撃:0/耐久:2
 スキル:なし
 アビリティ:
 このキャラクターからコストを支払うことはできない。
 このカードがダメージ判定によってダメージ置き場に置かれた場合、≪このカード≫を手札に戻すことが可能。
 あなたがこのキャラクターを支配している場合、≪ダメージ判定であなたのダメージ置き場に置かれたカード≫を、このキャラクターにパワーカードとしてセットする。このキャラクターのパワーが精神力に等しい場合、この効果は発揮されず、≪このキャラクター≫はシールドを得る。
 ターン開始時にこのキャラクターのパワーが精神力に等しい場合、このキャラクターにセットされているパワーカード全てを≪このキャラクター以外のあなたの任意のあなたの支配キャラクター≫に割り振ってセットすることが可能。その後、このカードをオーナーのデッキに戻し、そのデッキをシャッフルする。
  
■フレーバーテキスト
 なし
 
■バックストーリー
むかしむかし、人里離れた桑山に、薪と炭を売りながら暮らす貧しい炭焼きの若者がおりました。
若者は両親を早くに亡くし、ただひとりで家業を営む日々でした。
 
ある日、山で薪を集め終えた若者が、日が暮れはじめたので家路につこうと山を下っていると、空にひときわ明るく輝く光を見つけました。
光は流れ星のように山奥の方へ落ちていきます。
 
それを見た若者は光の行く先へ駆け寄ると、辺りには石のかけらが散らばり、まるで巨岩が砕け散ったようでした。
そこには得体の知れない白く丸まった不思議な塊があり、その裂け目をのぞくと、傷だらけの小さな子供の顔が見えました。
 
「これは一大事だ!」
 
若者はやわらかく包まれた殻を破り、幼子をそっと抱きかかえ連れ帰りました。
 
山小屋に戻ると、急いで幼子の身体を洗い、水や食事を与えましたが、その子はただ横たわるままでした。
若者は夜通し見守り世話をしましたが、幼子は翌日も何も口にすることが出来ず、顔色は悪くなる一方でした。
 
そんな時、山風が裏山の葉を吹き込み、若者の家の中に桑の葉を落としました。
幼子は弱々しい手で枕元に落ちた葉を取り、しばらく見つめたかと思うと、やがて口に運びました。
すると、幼子の目に輝きが戻ってきました。
 
その様を目にした若者は、急いで山に登り、桑の葉を集め、少しずつ幼子に与えました。
するとどうでしょう。その日のうちに幼子はみるみる顔色が良くなり、身体を起こせる程までになりました。
それから幼子は瞬く間に成長し、髪は日ごとに伸び、やがて愛くるしい少女へと成長しました。
 
若者は、恵みの少ない山奥の炭焼き小屋に住まわせている事を不憫に感じ、幸福が手向けられるよう想いを込めて少女に“たむ”と名付けました。
 
すっかり傷も癒え、野山で駆け回れる程に成長した“たむ”でしたが、この子には普通の子にはないある事が起こっていました。
それは、少女の髪がほんの数日で足元に届くほど長く伸び、伸びてはまた何度も生え変わるという不思議な現象でした。
その髪は蜘蛛の糸のように細く、それはそれは心地よい肌ざわりでありました。
 
ある時、“たむ”はその髪を集めて束ね、編み、布生地をこしらえて若者に手渡しました。
出来上がった布は、明かりに照らされると、今まで見たこともないような美しい輝きを放ちました。
若者がその布をふもとの村で見せると、村人たちは目を丸くして驚きました。
 
「なんと美しい布じゃ!」
「こんなに光る布は見た事がない!」
 
話は村を越えて広まり、その布を手に入れたいと遠くから人々が訪れるようになりました。
また、少女が不思議な糸を作るとも語られ、「糸吐きの娘」として噂が広がっていきました。
若者は“たむ”がこしらえた布を、ふもとの村人や話を聞きつけてやってきた商人らに売り、裕福になっていきました。
少女は変わらず桑の葉しか食べることができませんでしたが、炭焼き小屋のそばに立派な家を建て、二人は仲睦まじく暮らしていました。
 
───つづく
 
(イラスト生成:Kinta@m/ストーリー:Kinta@m)
※イラスト・ストーリーはTCG“アクエリアンエイジ”の二次創作であり原作とは一切関係ありません。

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第9回 伝説のオオガキバトル 開催のお知らせ

 2025年は5月の大分県別府市での「伝説のオオガキバトル【出張版】」の開催に始まり、8月に「胡桃えいむちゃん生誕祭!」、そしてあれよあれよという間に今年も終盤に差し掛かっておりますね。
 先日はTwitter(現:X)で募集したアンケートにご協力いただいた皆様、ありがというございました。その結果を反映して、12月14日(日)での開催が決定いたしました。どうぞ多数のご参加をお待ちしております。
 
 さて、色々新しいことにチャレンジした年でしたが、今年の最後も新しい内容で攻めていきたいと思います。まずは告知ポスターから。
え、このキャラ誰?
そう思われてごもっともですが、今回はついに「オオガキバトル」オリジナルのキャラクターを登場させてしまいました。カードはまだ開発中ですので、詳細はまた後日の発表になりますが、上下段の2種類のブレイクカードを製作しました。そこで今大会は参加していただいたすべての方に下段のブレイクカードを1枚もれなくプレゼントさせていただきたいと思います!可愛がっていただけたら幸いです。
 
そして、対戦レギュレーション等はこちら。
 
 
「第9回 伝説のオオガキバトル」
日時:2025年12月14日(日)AM 10:00~16:30
会場:大垣市中川地区センター 2階・第2会議室
   (googlemaps)
 
【レギュレーション】
 ・各大会毎に同じレギュレーションで対戦を行います。
 ・各大会の順位と内容によってポイントが加算され、合計ポイントの一番高いプレイヤーが総合優勝となります。
 ・いずれの大会もパートナーシステムは適用せず、デッキ枚数は40~60枚までの任意とします。
 
●第1大会:「ギャラクシースタイル」
 アクエリアンエイジ(惑星シリーズ)「始まりの地球」以降に発売されたカードを使用して遊ぶスタイルです。
 
●第2大会:「蟹エクストリーム」
 公式のエクストリームスタイルに、エクスパンションコンバート前のエクストリーム禁止カードを加えて、カードプールを「Saga3 逆襲の巨蟹宮」から惑星編最新エクスパンションまでの範囲で構築するスタイルです。詳しい構築ルールは「えじぇ」さんのブログに記されておりますので、そちらをご参照ください。
 
●第3大会【番付マッチ対象】:「男祭り!」
  漢祭り!は、「ぽち。」さんおよびアクエリ札幌クラスタの皆様で策定されている「A3エクストプラス(以下A3Ex+)」をベースに、さらにルールを追加し、男性キャラクターを主体としたデッキで対戦しようという趣旨のスタイルです。
  追加のルールは以下のとおりです。その他はA3EX+の構築ルールに準じますが、現在A3Ex+スタイルは一部カードの制限解除や新しい構築ルールの改訂を検討されている段階であり、本イベント開催時にどのような決定がなされているか不明なため、現時点(2019/4/1版)での構築ルールに則る形で開催させていただきたいと思います。詳しくは「ぽち。」さんのブログをご確認お願いいたします。
 
 【漢祭り!用追加ルール】
  ①《ネームを持つキャラクターカード》および《ネームを持つブレイクカード》は、カードの分類アイコン欄に男性アイコンが表記されている物のみ使用可能。ただし女性分類および性別のない分類のみのカードは使用不可。男女混在は可。
  ②デッキには《ネームを持つキャラクターカード》または《ネームを持つブレイクカード》を4枚以上含めること。
  ③「SAC No.3434 大奥の掟」は使用不可。
  ④“ソフィー・ラスタバン”のネームを持つブレイクカードは使用不可。
   理由:男性分類を持っているが、ネームの対象が男性キャラクターとは認め難いため
 
 第9回大会から、第1大会および第2大会は時間の許す限り対戦数を多くする形で試合数を決定し、第3大会は13時30分開始とし、1試合30分制限の「確定5回戦」(参加人数が少ない場合はそれ以下の場合有)といたします。
そして、第3大会は新イベント『オオガキバトル番付マッチ(仮称)』として開催いたします。
 
■『オオガキバトル番付マッチ』とは?
 オオガキバトルに参加いただくマインドブレイカーの皆様を対象にした、いわゆる「ランキングマッチ」になります。ランクの表し方は、大相撲の番付と同じ名称とさせていただき、上から
 ◆横綱
 ■大関
 ■関脇
 ■小結
 ■前頭
 ■十両
 □幕下
 □三段目
 □序二段
 □序ノ口
 ▪番付外
となっています。初参加の方は全員「番付外」から始まり、対象の試合で1勝毎に上の位に上がることができます。初参加で5戦全勝した場合は一気に「十両」になります。そして十両以降は大会1位または2位になれば上位にランクアップします。ただし、大会開始時点で「十両」から「大関」の人が対象の大会に負け越した場合はランクダウンすることとします。「幕下」からのランクダウンはありません。
 そして最高位の「横綱」になるには『「大関」の状態で「全勝1位」をとること』を条件とします。
 
 参加された皆さんの番付は今大会以降も記録し継続していく形です。ちなみに番付が上がったら何かあるのかと言われると、今のところ名誉(?)だけしか想定していませんが、もしこのイベントが好評いただけるようであれば、何かしら考えていきたいと思いますし、不評であれば終了もありえます。また皆さんのアイデアなどいただければ参考にさせていただきたいと思います。
 
 もちろん恒例のガラポン抽選会もありますので、ぜひ最後までお楽しみください。
 ご質問等ございましたら、Twitter(現:X)の伝説のオオガキバトル公式アカウントへお気軽にお問合せ下さい。
 
 追加情報がありましたら随時、公式アカウントと当ブログにてお知らせいたします。よろしくお願いします。

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