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アクエリアンエイジ対戦会 “オオガキバトル” 公式ブログ

美少女TCG『アクエリアンエイジ』(c)broccoli のユーザー主催対戦会の開催告知および大会レポートを掲載するブログです。 2024年3月よりイベント専用ブログへ方針を変更いたしました。

No.DoB007 斎木インダストリー日本支部長“中島 虎徹”


■カードナンバー
 No.DoB007

■カード名
 斎木インダストリー日本支部長“中島 虎徹”

■カード能力
 勢力:白/ファクター:4/コスト:4
 分類:ワータイガー♂・ウォリアー♂・ワーカー♂
 精神:6/攻撃:5/耐久:5
 スキル:パーマネントー1・シールド・インターセプト・サーチ(“中島 虎徹”)
 アビリティ:
 このカードを[ワーカー♂]をもつ“中島 虎徹”にセット宣言する場合、≪あなた≫はこのカードをファストカードのタイミングで必要ファクターを無視してセット宣言可能。その際、支払ったコストは手札に戻る。
 このカードの下に「サラリーマン“中島 虎徹”」がある場合、≪このキャラクター≫は精神ダメージを受けない。
 ≪[ワーカー]・[ワーカー♂]を持つあなたの支配キャラクター全て≫に、イニシアチブ・シンクロ・ペネトレイトを与える。
 ≪[ワーカー]・[ワーカー♂]を持つあなたの支配キャラクター≫が捨て札される場合、このカードをダメージ置き場に置くことで、そのキャラクター全てを場に残すことができる。

■フレーバーテキスト
 責任は私が負う。君たちは思い切りやりなさい!!

■バックストーリー
東京の夜は、高層ビルのガラスに反射するLEDの光で満月を薄めていた。
 
“中島 虎徹”
 
堂々とした大柄な体躯に、穏やかな笑顔がトレードマークのサラリーマンだ。プロジェクトの成功を祝う打ち上げを終え、ほろ酔いでオフィス街を歩く。スーツのポケットに手を突っ込み、夜風に髪を揺らしながら、空を見上げる。
 
「満月か…」
 
いつもより心臓が速く脈打つ。子どもの頃から、満月の夜には説明できない高揚感が胸をざわつかせる。血が騒ぐ、とでも言うべきか。妻にはストレスじゃない?と笑われたが、虎徹自身、理由を知らない。ただ、毎回その感覚を押し込めてきた。
家では、妻と幼い娘が待っている。プロジェクトの成功で係長から課長への道が現実を帯びてきた今、人生は順風満帆のはずだ。
 
打ち上げでの部下の声が脳裏に蘇る。
「係長、今回も完璧でした! 昇進確定ですよ!」
部下たちが笑顔でグラスを掲げる中、若手の部下が目を輝かせて言った。
「係長のためなら、俺、徹夜でも頑張りますよ!」
 
虎徹は笑って肩を叩いた。
 
「お前もちゃんと寝ろよ」
 
だが、その言葉の裏には、部下を信頼し、どんな時も守るという揺るぎない心意気があった。彼には、人の心を掴む力がある。部下たちは、虎徹の指示一つで動くだけでなく、彼のために自ら進んで汗をかく。そんな信頼の輪が、虎徹のチームを強くしていた。
 
それでも、打ち上げの喧騒の中でふと襲ってくる虚無感。このまま課長、部長と進み、家族を養い…それでいいのか?  
 
 
路地を曲がった瞬間、気配を感じた。振り返ると、そこに立つのはスーツに身を包んだ女がいた。上品で洗練された立ち姿に、ダークブルーのテーラードスーツが完璧にフィットしている。襟元で整えられた髪は、月光の下で金色にきらめく。彼女の目は、穏やかな微笑みとは裏腹に、鋭く虎徹を捉えている。
 
「中島虎徹さんでいらっしゃいますか」
 
その声は低く、しかし滑らかで、どこか引き込むような響きがある。
 
「……どちら様ですか」
  
女はゆっくりと名刺を取り出し、細い指で差し出す。
 
「我が社で、今よりもっと壮大なプロジェクトに参加してみませんか」
 
名刺には、シンプルだが重厚なフォントでこう書かれていた。
 
『ITSUKIホールディングス CEO    斎木 麗名』
   
虎徹の目がわずかに揺れる。ITSUKIホールディングス。世界中で高層ビルや発電所などを建設し、インフラをも支える超一流企業だ。そんな企業が、なぜ自分に?
 
「我々は今、貴方のような力を持っている人を探していたのです」
 
と、麗名は続ける。彼女は一瞬、首を傾げ、虎徹の顔をじっと見つめる。
 
「そう、太古の昔から受け継がれし力を持った人を」
 
彼女の指が、名刺の端を軽く撫でる。まるで、虎徹の内に眠る何かを感じ取るような仕草だ。  
 
 
「力…? 何の話だ。俺はただのサラリーマンだ」
 
虎徹の声には、警戒と苛立ちが混じる。だが、満月の光の下、胸のざわめきが強くなる。まるで、麗名の言葉に呼応するように。
麗名は薄く微笑む。
 
「ただの?… 中島さん、あなたはご自分を過小評価しすぎです。プロジェクトを成功に導き、部下に慕われる…あなたの力は、すでに証明されています。部下たちがあなたのために動く、その信頼の絆は、並大抵のものではありません」
   
彼女の言葉に、虎徹は一瞬言葉を失う。打ち上げでの部下の笑顔、同僚たちの信頼。確かに、彼らのために戦ってきた。そこに麗名は続ける。
 
「それ以上の可能性が、あなたの中にある。感じたことはありませんか? 満月の夜に、血が騒ぐ瞬間を」  
 
虎徹の喉が一瞬詰まる。彼女はどうやって…? 誰も知らない、妻にも話していないあの感覚を、なぜこの女が?
 
「我々のプロジェクト――『Operation Nexus Initiative』――は、世界の未来を繋ぐもの。ですが、そこには太古の脅威と対峙する使命があります」
 
「脅威?」
 
虎徹の眉が寄る。
 
「古来より、人類を脅かす存在…人々はそれを『鬼』と呼んできました」
 
麗名の目が、月光を受けて一瞬、金色に光った気がした。
 
「中島さん、あなたの血は、その鬼を退ける力を持つ。あなたでなければ、できないのです」。  
 
虎徹の心臓がドクンと跳ねる。鬼? 荒唐無稽だ。だが、麗名の視線が、まるで彼の心の奥を見透かすようだ。満月の光が、全身を駆け巡り、抑えていた衝動が疼き始める。  
 
 
「ITUKIグループは、あなたを待っています。家族を…仲間を…大切なものを守るためにも、大きな舞台が必要ではありませんか」
 
彼女の言葉が、虎徹の胸に鋭く突き刺さる。家族。妻と娘の顔が脳裏をよぎる。麗名は名刺を指で軽く叩き、
 
「近いうちにまたお会いしましょう」
 
と残し、彼女のハイヒールが夜のアスファルトに軽い音を残して消えた。  
 
虎徹は名刺を握りしめたまま、立ち尽くす。満月の光が背を照らし、都会のビルの光が冷たく瞬く。本当に、俺にそんな力があるのか…? 頭を振るが、胸のざわめきは収まらない。麗名の言葉が、満月の下で絡みつくように心に残る。  
 
 
翌朝、会社に向かう電車の中、虎徹はいつも通りのルーチンをこなしつつ、どこか上の空だ。スマートフォンに妻から送られたビデオメッセージが届く。開くと、娘の小さな顔が画面に映り、弾けるような声で言う。
 
「パパ、今日は早く帰ってきてね! 一緒にあそぼ!」
 
 その純粋な笑顔に、胸が締め付けられる。  
 
昼休み、ふと内ポケットに忍ばせていた名刺を取り出し、じっと見つめる。『ITSUKIホールディングス CEO 斎木麗名』ネットで調べても、ITSUKIホールディングスの表向きの情報しか出てこない。多数の企業を傘下に治め、インフラ事業、グローバルな活動、完璧な企業イメージだ。
 
だが、麗名の言葉――「あなたの血は、鬼を退ける力」「家族を、仲間を守るため」――頭の中で反響する。  
 
デスクに戻る途中、窓から見えるビルの谷間を眺め、虎徹は思う。このまま、普通の生活でいいのか? 確かに今の仕事は安定している。部下たちの笑顔も信頼も、自分の誇りだ。だが、麗名の視線、満月のざわめきが、抑えていた好奇心を静かに掻き立てていた。 
  
 
その夜、帰宅した虎徹は、娘を寝かしつけながら、妻と何気ない会話を交わす。
 
「昇進したら、もっと家族の時間増えるかな」
 
アイランドキッチンの向こうで微笑む妻に、虎徹は曖昧に頷く。娘の寝顔を見ながら、胸の奥で何かが動く。あの日の言葉が蘇る。
 
リビングのテーブルに置かれた家族写真に、虎徹の視線が止まる。妻と娘と、笑う自分。薄くて重い名刺を無意識に握りしめ、目を閉じる。守るためには、変わらなければならないものがある――そんな予感が、静かに胸を締め付ける。
 
   
翌月のとある夜、ガラスと鋼でできた巨大なビルは満月の光を反射し、冷たく輝いている。虎徹はITSUKIホールディングスの本社ビルを訪れていた。麗名から届いた招待状を手に、ビルの入口を見つめる。
一歩踏み出せば、戻れないかもしれない。妻と娘の笑顔が脳裏をよぎる。これまで昼夜を共にしてきた部下たちの期待と信頼も。だが、胸の奥で脈打つ『血の騒ぎ』が、彼を前に進ませる。
虎徹は深呼吸し、ビルの自動ドアに向かって歩み出した。誰もいないエントランスのドアは音をたてずに開き、彼を飲み込んでいった。  
 
東京のどこか、ITSUKIホールディングスのオフィスビル最上階。モニターに映るのは、ビルに入る男の背中。麗名の声が響く。
 
「彼は、鍵だ。だが…他の者たちも動き始めている」
 
別の路地では、赤い目の影が一瞬、月光に浮かぶ。鬼と呼ばれる存在か、それとも別の勢力か。物語は、まだ始まったばかりだ。
  

(イラスト生成:Kinta@m/ストーリー:Kinta@m)
※イラスト・ストーリーはTCG“アクエリアンエイジ”の二次創作であり原作とは一切関係ありません。

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第7回 伝説のオオガキバトル【出張版】開催のお知らせ

毎度毎度Twitter(現:X)の公式アカウントで一報を出してから随分と間が開いてしまいましたが、こちらで正式な開催告知をいたします。
「第7回 伝説のオオガキバトル」は【出張版】と銘打ちまして、地元大垣市を離れ他県での開催を実施いたします。その初回はなんと

(((大分県別府市!?)))

初っ端にしては離れすぎている感がありますが、大阪からの弾丸フェリーで当日のうちに到着➡帰省というやや無謀な0泊3日なスケジュールを断行してみることにいたしました(笑)。
以下に詳細をお知らせいたします。


「第7回 伝説のオオガキバトル【出張版】」
日時:2025年5月18日(日)AM 9:30~15:30
会場:別府市市民会館 第3会議室
   (googlemaps)
参加費:1,000円(会場利用費として)

【レギュレーション】
 ・全3大会、確定3回戦とします。
 ・各大会毎に同じレギュレーションで3回対戦を行います。
 ・各大会の順位と内容によってポイントが加算され、合計ポイントの一番高いプレイヤーが総合優勝となります。
 ・いずれの大会もパートナーシステムは適用せず、デッキ枚数は40~60枚までの任意とします。

●第1大会:「漢祭り!」
 「漢祭り!」は基本構築ルールを上記「A3エクストプラス(以下A3EX+)」をベースとし、男性キャラクターに焦点を当てた独自のスタイルとなっております。構築ルールは以下の通りです。
  ①《ネームを持つキャラクターカード》および《ネームを持つブレイクカード》はカードの分類アイコン欄に♂分類アイコンが表記されている物のみ使用可能。♀分類アイコン、性別のない分類アイコンのみのカードは使用不可。♂分類♀分類混在は可。(ネームのないキャラクターカードおよびブレイクカードには分類アイコンの制限はありません)
  ②デッキには《ネームを持つキャラクターカード》または《ネームを持つブレイクカード》を4枚以上含めること。(キャラクターカードとブレイクカードは混在可)
  ③「SAC No.3434 大奥の掟」は使用不可。
  ④“ソフィー・ラスタバン”のネームを持つブレイクカードは使用不可。(♂分類が記載されているが、ネームは女性キャラクターのものと思われるため)
 その他はA3EX+の構築ルールに準じます。A3EX+の構築ルールの詳細は下記リンクから“ぽち。”様のブログをご確認下さい。

●第2大会:「デススタ」
 こちらは「アクエリアンエイジ 冥約の少女」エクスパンション以降のカードに一部制限カードを設けたスタイルです。詳細は下記リンクから“あくえり”様のブログをご確認下さい。
  (あくえりの日記

●第3大会:「A3アルティメット(仮名)」
 こちらは「アクエリアンエイジSaga3 逆襲の巨蟹宮」から「約束の世界」までの正規エクスパンションのみで構成するスタイルといたします。この範囲内であれば制限カードはありませんが、他アニメ作品等とコラボしたいわゆるエキストラエクスパンション(クイーンズブレイドやリリカルなのはVIVID等)のカードは今回は除外とします。Saga2以前やギャラクシースタイルのカードも使用不可です。Saga3シリーズに収録されているカードと同名同性能カードについては他エクスパンションの物でも使用可能です。

 主催の移動時間の都合もあり、1試合は30分を上限としその時点で終了とさせていただきます。その場合の結果は引き分けとし、与えダメージ多い➡受けダメージ少ない、の順で順位を確定いたします。ご了承ください。

 大変小忙しい流れとなりますことが予想されますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いします。時間が余った際には閉場の16:00までは自由に対戦等でお過ごしください。

 ご質問等ございましたら、Twitter(現:X)の伝説のオオガキバトル公式アカウントへお気軽にお問合せ下さい。

 追加情報がありましたら随時、公式アカウントと当ブログにてお知らせいたします。よろしくお願いします。
 

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第6回 伝説のオオガキバトル 開催のお知らせ

 マインドブレイカーのみなさま、ご無沙汰しております。
 4月に開催させていただいた3年ぶりの開催から、はや半年経過してしまいました。
 仕事を理由にするのも情けないですが、またしても大きく間を空けてしまい申し訳ないです。
 Twitter(現:X)でも簡単にお伝えしましたが、改めて「第6回 伝説のオオガキバトル」開催告知をさせていただきます。

【日時・会場】
開催日:2024年12月1日(日) 
 時間:10:00〜16:30
 場所:大垣市中川地区センター
    1階・第1会議室(GoogleMaps)

 前回の「国盗りアンエイジ」のようなイベント大会ではなく、各スタイル毎に対戦を行うオーソドックスな進行となります。全3大会を予定しており、以下のスタイルで実施いたします。いずれもパートナーシステムは採用しません。
【レギュレーション】
 第1大会:エクストリーム(公式スタイル)

 第2大会:A3エクストプラス

 第3大会:漢祭り!

 「A3エクストプラス(以下A3EX+)」は公式スタイルとは異なり、札幌を拠点として活動されている“ぽち。”様をはじめとした札幌クラスタの皆様で開発された構築スタイルとなります。構築ルールの詳細は下記リンクから“ぽち。”様のブログをご確認下さい。
 「漢祭り!」は基本構築ルールを上記「A3EX+」をベースとし、男性キャラクターに焦点を当てた独自のスタイルとなっております。構築ルールは以下の通りです。

  ①《ネームを持つキャラクターカード》および《ネームを持つブレイクカード》はカードの分類アイコン欄に♂分類アイコンが表記されている物のみ使用可能。♀分類アイコン、性別のない分類アイコンのみのカードは使用不可。♂分類♀分類混在は可。(ネームのないキャラクターカードおよびブレイクカードには分類アイコンの制限はありません)

  ②デッキには《ネームを持つキャラクターカード》または《ネームを持つブレイクカード》を4枚以上含めること。

  ③「SAC No.3434 大奥の掟」は使用不可。

  ④“ソフィー・ラスタバン”のネームを持つブレイクカードは使用不可。(♂分類が記載されているが、ネームは女性キャラクターのものと思われるため)

 その他はA3EX+の構築ルールに準じます。

 会場は9:00から入場可能です。ご入場いただく際には一定の会場利用料を頂戴いたしますことをご了承下さい。設営には時間がかかりますので、10:00からの大会開始とさせていただき、その時点での参加者で試合を開始いたします。基本的には総当たりとし、1試合の時間制限は設けませんが、参加者多数および試合があまりに膠着している場合は主催者の判断で試合数ならびに試合時間の調整をさせていただく場合がございます。

 各大会での順位によりプレイヤーにはポイントが与えられ、全試合を終えた合計ポイントで総合順位を決定します。総合優勝者・総合準優勝者には賞状と記念品(オオガキバトル記念プロモカード)を進呈いたします。

 また、ポイント数に応じた恒例のお楽しみ抽選会もございますので、ぜひ最初から最後までご参加くださいませ。

 質問等ございましたら、伝説のオオガキバトル公式Twitter(現:X)にお気軽にお問い合わせ下さい。
 よろしくお願いいたします。

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「国盗りアンエイジ」について②

4月21日に開催するオオガキバトル内イベント「国盗りアンエイジ」で適用する特殊ルール「アイテムカード」についてのご紹介です。以前開催した同名イベントでも使いましたが、コストや効果を一部改訂いたしましたので、その点も踏まえてご覧いただければと思います。

【アイテムカードの説明】
「アイテムカード」は先攻後攻を決めるジャンケンの前に「使用宣言」をします。「アイテムカード」はカード左上の数字(1~3)の合計が3以内であれば複数枚の同時使用が可能です。

《アイテムカードの使用手順について》
 ①ジャンケンを行う前に、互いのプレイヤーが「アイテムカード」を使用するかどうかを宣言します。使用する宣言をした場合は使用したいカードを裏向きで置きます。使用しない場合使用しない旨を宣言し、カードを置きません。

 ②「アイテムカード」使用宣言したプレイヤーは裏向きに置いたカードを表にし、互いに内容を確認します。公開後はカードの変更や追加は出来ません。また使用しない宣言をしたプレイヤーが「アイテムカード」使用に変更する事も出来ません。
 ③「アイテムカード」の内容を確認したら、ジャンケンをして先攻後攻を決めます。「アイテムカード」の効果によって先攻後攻が決まっている場合はジャンケンをする必要はありません。
 ④試合を開始して下さい。ゲームのプレイ中に瞬間的あるいは永続的に効果を及ぼす「アイテムカード」を使用している場合はそのカードの効果に従って下さい。
 「使用」は上記②でカードを表にした時点で使用したとされます。使用中のカードはダメージ置場やデッキ置場、捨て札置場の右隣に縦に並べる等、ゲーム中の邪魔にならない場所に置くことを推奨します。
 任意のタイミングで効果を発揮させる事を「発動」と表記しています。「発動」するしないに関わらず、使用した時点で「消費」された事となります。
 「消費」されたカードは試合終了後、スコアシートと一緒に運営に返却して下さい。またスコアシートにはアイテムカードの内容記入欄がありますので、その試合で使用したカードの番号を記入して下さい。

《アイテムカードの効果発動について》
 発動タイミングには「強制」と「任意」の2つがあります。カードの左下に手のマークで記載しています。

 グー(握りこぶし)のマークが「強制」でこのマークのカードは必ず効果が発揮されます。アイテムカードは基本的に記載が無い限り、メインフェイズやターンの終了で効果が終了することはありません。
 人差し指を立てたマークが「任意」でカードに記載されたタイミングで発動を宣言する事で効果が発揮されます。効果の終了タイミングもカードに記載されており、効果が終了したら裏返して使い終わった事を表して下さい。
  
《アイテムカードの種類について》
■No.IC001 お先に

 ジャンケンをせずに先攻後攻を決めることができる権利を得る効果です。対戦相手も同じカードを使用された場合は通常のジャンケン(使い損)となり、確実に選択の権利を得たければ複数使う事で確実性を高められます。デッキタイプに応じて先攻を自分が先攻を取るか、相手に取らせるかを決めて下さい。

■No.IC002 1999

 1999年当時のルール(先攻もドローフェイズあり)を再現出来るカードです。自分が先攻を取れなかった場合は効果が発揮されませんので「IC001 お先に」と併用するなどが良いです。

■No.IC003 呪いの藁人形

 初めから1ダメージが確定し、そのカードは参照出来ないという効果です。3枚一度に使えばいきなり3ダメージ確定のなかなか怖い事になります。ダメージ数参照は出来るのでデッキによっては自分に使うのもアリ?

■No.004 いいえ?違いますよ

 先攻であっても≪先攻以外のプレイヤー≫を対象にしたカードの効果が適用されるようになります。このカードを使用しても先攻時のルール適用や効果は失われません。

■No.005 重ね着

 通常は10ダメージを受けると敗北しますが、これを1枚使うと11点、2枚使えば12点まで敗北しなくなります。ダメージが10点以上の時のダメージ数参照はそのままの数(11点なら11)でOKです。

■No.006 厳しいお客様

 先攻以外のプレイヤーはマリガン(引き直し)が1回出来ますが、その回数をもう1回増やす事ができます。先攻プレイヤーも通常はマリガン出来ませんが、このカードを使う事で1回までマリガン出来ます。前回からコストが2に変更され、1試合に使用できる枚数は1枚までになりました。

■No.007 ポーカーフェイズ
 アクエリのマリガンは、手札を全てデッキに戻してシャッフルしもう一度全て引くタイプですが、それをいわゆるポーカー型の引き直し方法にする効果になります。前回からコストが2から1に変更になりましたが、複数枚使用してもマリガン回数は増えません。他のカードの効果でマリガン回数を増やしている場合は増加分にも効果が及びます。

■No.008 目移り
 プロジェクトカードのタイミングで発動できるカードです。全ての手札を捨ててデッキから同数を引き直せます。手札の状況が良くないときに一発逆転の期待が持てます。デッキの残り枚数に注意。

■No.009 わらしべ
 ダメージが確定するカード(ブレイク・パーマネント・プロジェクト・ファスト)がダメージ置場に置かれた時にそのカードが欲しければ手札のいらないカードと入れ替えることが出来ます。コストが2になりましたので発動できるチャンスは1試合に1回です。ここぞというタイミングを見計らって発動しましょう。また、カードの入れ替え効果なのでダメージが減るわけではありません。

■No.010 二倍!二倍!
 勝てば領土を1つ多く獲得できます。このカード自体は試合に何も影響しませんので勝利は実力で手にしましょう。コストが3から2になりましたので、加えて他のコスト1のカードを併用できるようになりました。勝利につながる組み合わせを狙いたい。

■No.011 俺の嫁
 国盗りアンエイジイベントではパートナーシステムは使用しませんが、このカードを使用した場合はあなただけパートナーシステムを使ったプレイが出来ます。パートナーの力を存分に発揮させて勝利をつかめ!(カード内容も紹介文も前回と変わりませんw)

■No.012 欠けたピース
 指定された分類が消えて無くなってしまいます。その分類を対象にしたブレイクが出来ないのはもちろん、存在しなくなってしまうので参照することも付与することも出来ません。前回はこの効果が試合中全てにありましたが、「任意」発動タイプに変更され、コストが3から2に変わりました。

以上、全12種類のアイテムカードのご紹介でした。こういう場合はどうするの?どうなるの?といった質問がございましたら、オオガキバトル公式Twitter(現X)アカウントにお気軽にお問合せ下さい。アイテムカードを前提にしたデッキの構築もありですね(ありかな?)。

更新ペースが遅くて申し訳ありませんが、引き続きよろしくお願いします。

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「国盗りアンエイジ」について

マインドブレイカーの皆さんこんにちは。2024年4月開催予定のオオガキバトルで実施するイベント「国盗りアンエイジ」の内容についてお知らせいたします。
数年前にも同タイトルのイベントを開催したことがありましたが、今回は「国盗りアンエイジ」の元ネタとなった昭和のテレビ番組「三枝の国盗りゲーム」のルールにできるだけ則り、対戦会に落とし込んだ形で進めて行きたいと思います。この番組をご存じない方は、大手動画サイトで検索するとあったりなかったりします(笑)。

【イベント説明】
・各プレイヤーは対戦に勝利すると、マップ上の日本の任意の県を1つ獲得できます。イベント終了時に最も多くの県を獲得していたプレイヤーが優勝となります。
・基本は参加者総当たりでマッチングする予定ですが、一定の時間(目安として15時30分)に達した場合、または獲得されていない県が参加人数の2倍を下回った場合はそこまでで対戦を終了いたします。参加者が少なく、時間に余裕がある場合は主催の判断でマッチングし、試合を続けます。
・対戦終了後は「坊主めくりゲーム」を行います。未獲得の県に「お姫様」「坊主」「その他」のカードが主催によりランダムで配置されるので、順位の低いプレイヤーから順に未獲得県を指定していきます。「坊主」が出たら、その県を含めそれまでの全ての獲得県を没収されます。
「お姫様」が出た時、没収県がある場合はそのすべてを獲得できます。没収県が無い時はその県を獲得します。「その他」が出たら、その県を獲得します。
・これを未獲得県が無くなるまで順番に指定していき、最終的にすべての県が獲得されたらイベント終了となります。
・もしすべての指定が終わった時点で没収県が残っていた場合は、「お姫様」「坊主」がそれぞれ1枚づつ入ったカード群の中から1つを選ぶ「佐渡ヶ島決戦」を行います。
・「佐渡ヶ島決戦」はその時点での獲得県数が多いプレイヤーから順番に「佐渡ヶ島決戦」に参加するかしないかの選択をし、参加を表明したプレイヤー全員でカードを引きます。「坊主」を引いた人はそれまでの獲得県は全て没収され、「お姫様」を引いた人の物になります。「その他」を引いた人の獲得県数には影響ありません。
・上記すべての進行が終了し、最終的に一番多くの県を獲得したプレイヤーが総合優勝となります。もし獲得県数が同数の場合は、「勝利数が多い」→「与えダメージ多い」→「受けダメージ少ない」の内容で順位を決定します。

以上が「国盗りアンエイジ」の内容となります。元々のテレビ番組でも正解数0問で優勝という事がありましたので、このイベントでも最終的に勝利数0回でも優勝することが可能です(笑)。
とはいえ、やっぱり勝ったら勝ったで成果は欲しいと思うので、最後の「お楽しみ会」には獲得県数と勝利数に応じたポイントを合わせて、オオガキバトル恒例の「ガラポン抽選会」を実施いたします。

次回の更新では「国盗りアンエイジ」を有利に進める可能性が高まる「アイテムカード」についての説明と、オオガキバトルオリジナルカードの説明をいたします。
それではまた。

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