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アクエリアンエイジ対戦会 “オオガキバトル” 公式ブログ

美少女TCG『アクエリアンエイジ』(c)broccoli のユーザー主催対戦会の開催告知および大会レポートを掲載するブログです。 2024年3月よりイベント専用ブログへ方針を変更いたしました。

No.DoB017 出羽の豪将“最上 義光”


■カードナンバー
 No.DoB017
 
■カード名
 出羽の豪将“最上 義光”
 
■カード能力
 種類:ブレイクカード
 勢力:黄/ファクター:4/コスト:4
 分類:アンデッド・ウォリアー♂・ワーウルフ♂
 精神:6/攻撃:7/耐久:5
 スキル:バインド2・シールド・チャージX
 アビリティ:
 ①:あなたの任意の≪このキャラクターにセットされているパーマネントカード1枚≫を捨て札する。その後、あなたの任意のキャラクター1人に捨て札したパーマネントカードの本来のファクターとコストを合計した数値に等しいダメージを与える。その後、あなたは1ドローする。
 あなたの支配キャラクターがバトルによって支配キャラクターを捨て札した場合、≪あなたの手札の[マーメイド]を持つキャラクターカードまたはブレイクカード1枚≫を捨て札可能。そうした場合、あなたのデッキの1番上のカードを直前にバトルを行ったキャラクターにパワーカードとしてセットする。
 Xはあなたの支配している[ウォリアー]・[ウォリアー♂]の数に等しい。
 
■フレーバーテキスト
 豊臣よ、儂が同じ轍を踏むと思うな。
 
■バックストーリー
 
色彩も音も存在しない、底冷えのする闇。そこは、現世で「出羽の豪将」あるいは「羽州の狐」と恐れられた最上義光が辿り着いた、永遠の微睡の淵であった。
 
義光の魂は、冷たい霧のような記憶の中にいた。脳裏をよぎるのは、最愛の娘・駒姫の最期だ。関白秀次の側室候補というだけで処刑されたあの三条河原の惨劇。後を追うように世を去った妻。そして、自身が心血を注いで築き上げた最上家が、己の死後、内紛によって瞬く間に出羽の地から消え去ったという残酷な末路。
 
「……これが、わしの生きた証か。何一つ、守れなんだのか」
 
虚空に漏らした呟きは、誰に届くこともなく消えるはずだった。しかし、その闇を切り裂くように、異質な星の輝きが差し込んだ。
 
「実に見事な怨念だ。その燻るような執念こそ、我が主が求めておられたもの」
 
光の中から現れたのは、「極星帝国」の使者だと名乗る男であった。その者は、慇懃無礼に頭を下げた。
 
「出羽の守。貴殿のような英傑が、このような暗がりに埋もれているのは、理の損失です。我が皇帝陛下は、不当な歴史を正し、真に力ある者が望む未来を手にすることを望んでおられる。貴殿に、再度の生を……『やり直す機会』を差し上げたい」
 
義光は細めた瞳で使者を睨み据えた。
「やり直すだと?」
 
「左様。貴殿を『不滅の王』として現世に還しましょう。我ら極星帝国に忠誠を誓い、その麾下に入るならば、貴殿を阻む豊臣も、最上を飲み込む徳川も、すべて灰に帰す力を授けましょう。娘御を救い、最上の家系を永劫のものとする……それは皇帝陛下の慈悲によって容易に叶う望みです」
 
使者の言葉は蜜のように甘く、しかしどこか冷徹な響きを帯びていた。義光は、かつて数多の政敵を騙し抜いた「狐」として直感していた。この男、何かを隠している。だが、腹の底で燃え盛る豊臣への復讐心と、最上の血を残したい渇望が、その疑念を凌駕した。
 
「わしを蘇らせ……豊臣を討たせると言うのだな?」
「貴殿の無念を晴らすことこそ、我が国の利益。さあ、その契約(あかし)として、我が皇帝陛下へ忠誠の誓いを」
 
「……良かろう。この魂、貴様の主に貸してやる。今度こそ、わしを嘲笑った者どもに、真の恐怖を教えてくれるわ」
 
義光が使者の差し出した、禍々しい青光を放つ宝珠を掴んだ瞬間。
冥府の静寂は、地獄の底を叩き割るような咆哮に変わった。義光の朽ちた甲冑が漆黒の魔力に染まり、その背後に、生前彼に殉じた猛将たちの亡霊が、青白い炎を纏って次々と湧き上がる。鮭延秀綱、氏家守棟……死してなお主君を待っていた者たちが、怨嗟の声を上げながら整列していく。
 
義光の瞳に、極星帝国の魔力による蒼白の火が灯った。黒鉄の指揮棒が、生者の血を求めるように不気味に鳴動する。
 
「お見事です、義光公。……いえ、極星帝国の先鋒将軍よ」
 
使者は恭しく一礼し、義光の背後へ下がった。微かな声で、虚空に向かって通信を飛ばした。
「……皇帝陛下。首尾よく『最高品質の触媒』を確保しました。あの大名は、自分が英雄として蘇ったと信じて疑っておりません。あの男の復讐心が極限まで現世を焼き尽くした時、この次元の障壁は崩壊することでしょう。……この舞台を、彼らの血で存分に汚していただきましょう」
 
使者が冷笑を浮かべ、次元の裂け目へと消えていく。
 
その先には、かつて義光が愛し、そして彼を裏切った戦国の世が広がっていた。軍勢を率い、今まさに現世へと踏み出そうとする義光は、その圧倒的な威圧感を持って、運命の敵の名を呼んだ。
 
「豊臣よ、儂が同じ轍を踏むと思うな。」
 
(イラスト生成:Kinta@m/ストーリー:Kinta@m)
※イラスト・ストーリーはTCG“アクエリアンエイジ”の二次創作であり原作とは一切関係ありません。

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